経理事務の仕事はきつい?3つの理由と楽しむ3つのコツ!

「経理事務の仕事って大変なの?」「思ったより大変な仕事なのでは?」と、仕事に不安を感じていませんか?

今回は、なぜ経理の仕事が大変なのか、どんな人なら大変だと感じるのか、詳しく説明します。

さらに、経理事務の仕事を楽しむための3つのコツも紹介します。

この記事を読めば、経理事務にチャレンジするかどうかの迷いが整理されるはずです。

経理の仕事は、慣れるまでは大変ですが、コツをつかめば楽しい仕事に変わります。

目次

経理の仕事が辛く苦しい3つの理由と改善方法

経理の仕事が辛く苦しい理由は、大きく分けて3つあります。

常に仕事が舞い込んでくる

経理の仕事は「お金」に関わる仕事なので、ひっきりなしに仕事が舞い込んできます。

もちろん、日によって仕事量は異なりますが、比較的仕事量が少ない日でも、入力すべきデータが山のようにあり、未チェックの伝票が山積みになっているというのが経理業務です。

月末や年度末になると「締め」の仕事が加わり、さらに忙しくなるのが経理事務の現実です。

経理事務として働くのであれば、忙しさに惑わされず、処理スピードを上げることが大切です。

専門的な知識が必要な仕事であること

経験や知識が不足していると、わからないことだらけで仕事を進めることが難しくなります。

「貸借対照表の見方がわからない」
「簿記がわからない」
「エクセルでSUMのやり方しか知らない」

このような状態だと、経理として働くことはできませんし、仕事の苦労や難しさを感じることになります。

経理事務として働きたいのであれば、経理やPCの知識はある程度持っておく必要があります。

1つのミスが大問題になる

経理業務のミスは大きな問題になりやすく、国税庁の監査が入るような事態にまで発展することがあります。

経理では、伝票や見積書などの細かい書類について、金額だけでなく発行日や会社名などを一字一句確認し、間違いがあれば訂正依頼をしなければなりません。

これを怠ると、取引先に間違った金額を振り込むなど社外に迷惑をかけるだけでなく、最悪の場合、国税局の監査で指摘されることもあるのです。

会計には間違いがつきものですが、発見した時点ですぐに修正できれば、大きな問題に発展する可能性は低くなります。

そのためには、会計の知識、迅速な処理能力、そして苦手意識を持たないことが大切です。

経理として働くのが難しいと感じる人の4つの特徴

経理の仕事が辛いと感じる人には、いくつかの特徴があります。

以下の特徴に一つでも当てはまると思った方は、経理事務として働くことを考え直してみてください。

スピーディーに仕事を処理することができない

スピードが求められる経理業務では、頭と手を同時に動かして素早く仕事を処理しなければならないため、スピード感がないと辛いと感じてしまいがちです。

もちろん、慎重に考えなければならない作業もありますが、すべての作業に時間をかけていたら、処理待ちの伝票がどんどん溜まっていってしまいます。

自分の性格がマイペースだったり、じっくり考えてからでないと着手できないタイプの人は、スピードが求められる経理職はつらいと感じるかもしれません。

パソコンや計算が苦手

簡単な計算ができない、エクセルで文字が打てないという方は、経理の仕事をするのは難しいかもしれません。

経理はお金を処理する仕事なので、数字に強いことが必要ですし、パソコンで行うので、パソコンにも強いことが必要です。

経理事務に興味があり、この仕事を選びたいのであれば、最低限の計算能力とエクセルの知識は持っておく必要があります。

危機管理能力がない

経理事務は大きなトラブルに発展しやすく、事前に危機管理ができないと、次々と問題が勃発し、大変な思いをすることになります。

毎日目の前にある仕事を黙々とこなすことしかできず、仕事の進め方に問題の種があることに気づけない人は、いずれトラブルに巻き込まれることになります。

どうすれば問題が起きないかを常に考えていると、やがてトラブルが起きる。つまり、頭の中で同時にいくつものことを考えながら仕事をしなければならないのです。

これができないようでは、経理の仕事は難しいかもしれません。

仕事の優先順位がわからない

常にさまざまな仕事の優先順位を考えることができないと、トラブルに巻き込まれたり、仕事がやりにくくなったりする可能性が高いです。

これは経理の仕事に限ったことではありませんが、仕事の優先順位を決めるには、その日に処理する仕事を順番に並べて、頭の中に入れておくことが大切です。

これを怠って目の前の仕事を進めてしまうと、重要な仕事を見逃したり、急ぎの仕事を時間内に処理できなかったりといった問題が発生します。

経理の仕事を楽しむための3つのコツ

経理の仕事がつらいと感じる人の特徴に当てはまる人でも、これから紹介するコツをつかめば、経理事務の仕事をキラキラさせることができるかもしれませんよ。

仕事をやり遂げる達成感を味わう

経理事務の一番のやりがいは達成感で、1年を総括する決算書を作成したときは鳥肌が立つほどの達成感を味わうことができます。

達成感を味わうことは、この仕事の一番のやりがいです。これを経験すると、ますます経理の仕事に興味が湧いてきて、楽しくなってきます。

細かくて面倒な経理の仕事をやり遂げた後は、「頑張ってやり遂げた」という満足感を味わうことができます。

この感覚を楽しみにしながら仕事をすると、苦労を忘れて仕事に没頭できるのです。

特別な仕事をする自分の立場に誇りを持つ

経理の仕事は、会社のお金を扱うということで特殊な仕事ですが、その仕事における自分の立場に誇りを持てば、仕事も楽しくなります。

会社のために一生懸命仕事をし、うまく処理できれば、自分だけでなく、周りの人もほっとするはずです。

「今、自分は会社に必要とされている」と実感できれば、優越感を味わうことができ、気分も高揚してきます。

仕事で得た周囲との連帯感を日々の原動力とする

仕事から得られる周囲との連帯感は、日々の原動力となります。

経理の仕事は周囲との協力が必要ですから、お互いに協力し合い、結束力が高まります。

それが日々の原動力となり、仕事のやりがいや楽しさを生み出します。

同じ部署のメンバーとこのような関係を築くことができれば、辛いことがあっても、「自分は一人ではない」という信頼感や安心感が心の中に生まれるので、たいていのことは乗り越えられます。

辛い、苦しいには理由があります。

それを乗り越えようとする意志が大切なのです。

まとめ

経理事務の仕事がなぜ辛く苦しいのか、ご理解いただけたでしょうか。

理由を一つずつ見ていけば、自分が経理事務の仕事に就けるかどうかの判断ができるはずです。

どんな仕事にも大変さや苦労があり、誰もがそれを乗り越えて日々働いています。

経理事務の仕事に魅力を感じたのであれば、それを乗り越える覚悟で挑戦してみてください。いつか必ず、仕事が楽しくなる日が来ます。